アンケート収集を行なったものの、思ったより回答が得られなかったという経験はありませんか?
その原因、もしかすると質問順序に原因があるかもしれません。
質問順をどのように設定するかによって、回答のしやすさに変化が起こる為、アンケート作成において、質問順序は意外と侮れないポイントです。
今回は、質問例を参考に、アンケートの質問順序を決める際のポイントをご紹介いたします。
※「自社サービスに関するアンケート」を実施することを想定し、解説しております。
アンケートの導入部分は、簡単に回答できる質問から入るのがおすすめです。
ハードルが低く、パッと答えられる質問から始めることで、回答者はアンケートを取り組む意欲が高まります。
ただし、ハードルが低い質問であればどのような質問でも良いということではなく、調査の目的にあった質問を設定することが重要です。
調査目的に必要で、なおかつ簡単に答えられる質問を設定して、回答者のアンケートに取り組む意欲をアップさせましょう。
本題で複数の質問がある場合は、回答者が答えやすい質問から始めましょう。
その後、徐々にアンケートのメインとなる具体的な質問に移ります。
アンケート中盤までくると、回答者はアンケート自体に慣れる頃です。
ここで複雑な質問を盛り込みましょう。
例に挙げた改善点や要望の問いは、直感的に答えられるものではなく、多少の不満やネガティブな気持ちを表明することも考えられるので、回答者に負担がかかる質問となります。
仮に、このような重たい質問を導入部分や本題の前半に持ってきてしまうと、回答離脱の可能性が高まるので、本題中盤から後半に質問設定をしましょう。
アンケートの内容によりますが、こちらの例以外でも、踏み込んだ質問や複雑な質問は、中盤から後半に持ってきたほうが良いでしょう。
アンケートの最後に、回答者が自由&任意に回答できる備考欄を設けることをおすすめします。
具体的な質問ではなく、あえて備考欄を設けることで、回答者が質問者に対して伝えたい事柄がある場合に活用できます。
アンケートの質問数や、質問文の長さを適切に設定し、回答者の負担を軽減できるよう心がけましょう。
アンケートのボリュームが多いと、どうしても途中離脱が増える可能性があります。
最初から回答を諦める なんてことも起こりえます。
必要性が低い質問はないか、質問文を短く端的にできないか、回答形式をシンプルにするべきか など、検討してみましょう。
アンケート作成時、質問が自然な流れで続くように意識します。
話題が変化するときは、セクションごとにリード文を設置し、質問を分けることも有効です。
今回は、アンケートの質問順序について解説しました。
質問順序を決める際に大切なポイントは、答えやすい質問から、徐々に複雑な質問に移行 を意識することです。
回答者の立場に立って、ストレスを最小限に抑えられるフォーム作りを目指しましょう。