お知らせ

2025. 08. 14

時短できる!AIを使ったアンケート活用法




ChatGPTが話題になってから、アンケート業務でも「AIって実際どこまで使えるの?」と気になっている方も多いかと思います。


確かにAIの進歩はすごいですが、実際にアンケート業務で使ってみると「これは便利!」と思う部分と「やっぱり人間じゃないと無理だな」と感じる部分がはっきり分かれるんです。


今回は、実際にAIを使ってみて分かった「AIが得意なこと・苦手なこと」をリアルにお伝えします!




AIが優秀だった作業


【質問文のパターン出し】

ひとつの質問を考えたあと、「他にどんな聞き方があるかな?」と悩むことありますよね。


AIに「この質問を5パターンで表現して」とお願いすると、想像以上にバリエーション豊富な案を出してくれます。


例えば「サービスの満足度はいかがですか?」という質問から・・・


→「今回のサービスはいかがでしたか?」

→「お使いいただいた感想を教えてください」

→「また利用したいと思いますか?」


といった感じで、全く違う角度の質問も提案してくれるので「この聞き方もアリだな」という気づきがあります。



【基本的な質問項目の提案】

「顧客満足度調査で聞くべき項目って何だっけ?」みたいな時に、業界や目的を伝えるとそれっぽい質問リストを作ってくれます。


完全にそのまま使うことは少ないですが、「これ聞くの忘れてた!」というチェックリスト代わりには十分使えます。



【自動返信メールの文章作成】

これも地味に助かります!


アンケート回答後の「ご協力ありがとうございました」メールや、回答催促のリマインドメールって、毎回同じような内容になりがちですよね。


AIに「アンケート回答のお礼メール、丁寧だけど堅すぎない感じで」とお願いすると、適度にフレンドリーで感謝の気持ちが伝わる文章を作ってくれます。


「ご回答いただきありがとうございます」だけじゃなく、「貴重なお時間をいただき」や「いただいたご意見を今後のサービス向上に活かします」など、もう一歩踏み込んだ表現も提案してくれますよ。



【アンケート結果のレポート作成】

これは本当にすごいです!


アンケートが終わった後の「結果をまとめて報告書を作る」作業って、意外と大変なんですよね。


データの要点を整理して、分かりやすい文章にして.・・・.といった作業に何時間もかかってました。


でもAIに「このアンケート結果から、重要なポイントを3つ挙げて報告書の下書きを作って」などと頼むと、ちゃんと読める形の文章を作ってくれます。


そのあとは細かい調整と最終確認だけ。


報告書作成の時間が大幅短縮できます!


レポート作成が楽になるのは嬉しいけど、最終的な判断は人間がしないとですね。





でも、AIにはまだまだ難しいこと


【「空気を読む」のは難しい】

例えば、顧客満足度調査で価格について聞く時。


AIは論理的には正しい質問文を作ってくれますが、「今の時期に値上げの話題を出すのは敏感かも・・・」「競合他社の動向を考えると、この聞き方はちょっと・・・」みたいな業界の空気感は読めません。


「どの程度まで踏み込んで聞くか?」「このタイミングでこの質問は適切か?」という判断は、やはり人間の感覚が必要ですね。



【微妙なニュアンスの違い】

「満足していますか?」と「不満はありますか?」は、AIから見れば同じような質問かもしれません。


でも人間が答える時の心理的な影響は全然違いますよね。


こういった「言葉のニュアンスが回答に与える影響」みたいな部分は、まだまだ人間の出番です。



【複雑な背景を考慮した判断】

例えば、新商品についてのアンケートで「価格についてどう思いますか?」という質問を作る時。


AIは文法的には正しい質問を作ってくれますが、「競合商品の価格帯」「ターゲット層の購買力」「季節要因」といった複数の背景を同時に考慮した質問設計は難しい場合があります。


「この商品なら、この価格帯で、この聞き方が一番適切」という総合的な判断は、やはり人間の今までの経験と知識が必要です。


結局は人間の経験と判断力が頼りになります!




結局、どう使い分けるのがベスト?


◎ 最初の質問作りはAIと一緒に

アイデア出しの段階では、AIはすごく頼りになる相棒です。


「こんな角度で聞いてみたら?」というアイデアをたくさん出してもらって、その中から「これいいね!」というものを選ぶ使い方がおすすめです。


完全にAI任せにするのではなく、「AIがアイデア係、人間が最終判断係」という分担が今のところベストかなと思います。



◎ 分析はAIにお任せ、解釈は人間が担当

回答データが集まった後の分析は、AIの方が早くて正確です。


ただ「この結果、うちの会社にとって何を意味するんだろう?」「次にどんなアクションを取るべき?」という部分は、人間が考えるべきです。




これからアンケート担当者に必要なスキルって?


・AIとの上手な付き合い方

「AIに何をお願いして、何は自分でやるか」の判断力が一番大事かもしれません。


AIを使いこなせる人と、使えない人の差はどんどん広がっていきそうです。


・結果を読み解く力

AIが「こんな傾向が見つかりました」と教えてくれても、「で、それってウチにとってどういう意味?」を考えられるかどうかが勝負です。


データを見る目は、今まで以上に重要になりそうです。


・コミュニケーション力

AIができることが増えるほど、「人間にしかできないこと」の価値が上がります。


関係者との調整や、結果を分かりやすく伝えることなど、そういった人間的なスキルがより重要になるかもしれません。




AIは頼れる相棒、でも頼りすぎは禁物!


AIを業務に取り入れて数ヶ月、正直「もうAIなしには戻れないな」と思う場面が本当にたくさんあります。


特に単純作業の効率化は本当にすごいです!


でも一方で、「最終的な判断は絶対に人間がやるべき」ということも実感しています。


AIはすごく優秀なアシスタントですが、責任を持って判断するのは私たち人間の仕事です。


上手に使い分けることで、今まで以上に質の高いアンケート調査ができるようになりました。


皆さんもぜひ、AIを味方につけてアンケート業務を効率化してみてください!