
アンケートを作成していると、ついつい「せっかく答えてもらうのだから、あれもこれも聞いておこう」と欲張りがちです。
ですが、質問項目ごとに並ぶ「必須」のマーク。
これこそが、回答者のやる気を削ぎ、離脱を招く最大の原因かもしれません。
今回は、必須項目をあえて削ることで得られるメリットと、その具体的な手法を事例とともに解説します。
作成者にとって必須の質問は、確実にデータが欲しいという願いの現れですが、回答者にとっては、答えないと先に進ませないという強制に映ることも。
無理に必須項目を増やすと、次のようなリスクが発生します。
△ 適当な回答の増加
「よくわからないけど、さっさと終わらせたいから適当に選択肢を選ぼう」といった回答が混じり、データの純度が下がります。
△ 「特になし」の山
自由記述を必須にすると、中身のない回答で埋め尽くされ、本当に貴重な意見が埋もれてしまいます。
△ 途中離脱
8割まで入力したのに、電話番号などの個人情報の質問(必須)で抵抗を感じ、ページを閉じてしまう。
これは大きな損失です。
ここで、2つのアンケート構成を比較して、回答者の気持ちを想像してみましょう。
氏名 【必須】
メールアドレス 【必須】
電話番号 【必須】
満足度 【必須】
具体的な改善案 【必須】
回答者の心の声『送信までの回答数が多すぎる……。個人情報を全部入れないと感想も言わせてもらえないのか(そのまま離脱)』
満足度 【必須】
具体的な改善案 【任意】
(以下、差し支えなければ)
氏名 【任意】
メールアドレス 【任意】
回答者の心の声『満足度だけならすぐ終わるな。これなら今答えちゃおう。ついでにあの機能について一言書いておこうかな』
このように、回答の入り口を広げることが、結果として回収数を増やすことにつながります。
あえて多くの項目を「任意」に設定するのも、有効な運用方法の一つです。
全てを必須にして「無理やり書かせた100件の回答」よりも、任意設定の中で自発的に書き込まれた「熱意ある50件の回答」の方が、サービス改善に直結するヒントが含まれていることが多いからです。
本当に知りたいことだけを必須にし、それ以外は回答者の善意に委ねる。
このバランス調整こそが、質の高いデータを集めるコツです。
項目を整理したら、CustomFormの機能を活用してさらに回答のハードルを下げてみましょう。
満足度調査なら、数値評価だけを必須にし、理由は任意にします。
「数字は入れるから、理由は気が向いたら書くよ」という回答者の心理に寄り添います。
任意項目であっても、何を書けばいいか迷うと手止まりが発生します。
「例:操作性について、など」と入力例を表示することで、任意項目でも回答を促しやすくなります。
アンケートの送信ボタンは、回答者にとってのゴールであると同時に、アンケート作成者との新しい接点でもあります。
CustomFormの回答完了画面を使って、お礼とともに「ぜひ〇〇のページをご覧ください」と関連記事へ誘導したり、「お問合せは〇営業日以内に返信します」と伝えたりしましょう。
送りっぱなしにさせない配慮が、回答者の安心感に繋がります。
アンケートは、相手の貴重な時間を分けてもらうコミュニケーションです。
「この項目は本当に、回答者にストレスを与えてまですべて聞くべきことか?」
一呼吸おいてフォームを見直してみてください。
赤い「必須」マークを一つ外すたびに、回答者との距離が少しずつ縮まり、より本音に近いデータが集まるようになるはずです。

アンケートの聞き方や見せ方に迷ったときは、CustomFormで実際にプレビュー画面を見ながら、回答者の気持ちになって調整してみてくださいね!