せっかく時間をかけてアンケートを作ったのに、回答が思ったように集まらない。そんな経験はありませんか?
実は、アンケートの回答率を左右する要因に「配布方法」があります。
どんなに優れた質問内容でも、ターゲットに届いて回答してもらわなければ意味がありません。
今回は、アンケートの目的やターゲットに応じた最適な配布方法と、回答率を最大化するための実践テクニックをご紹介いたします。
アンケートの配布方法の選択が重要な理由は、ターゲットの行動パターンと配布経路の組み合わせにあります。
例えば、若年層は日常的にSNSをチェックしているため、XやInstagramでの配布が効果的です。
一方、お仕事をされている層には業務で必ず確認するメールが適しています。
高齢者層にはQRコードを紙媒体と併用することで、デジタルに不慣れな方でもアクセスしやすくなります。
配布方法は、想定する回答者層にあわせて選択するのがおすすめです!
メール送信は、確実にターゲットに届き、リマインドメールを送信できる点が大きな強みで、ユーザーの嗜好や行動に基づいたメッセージを送ることで回答率を高めることも可能です。
一方で、迷惑メールフォルダに入ってしまうリスクや、そもそも開封されない可能性もあります。
また、メールアドレスの収集が前提となるため、新規ターゲットへのリーチには向いていません。
社内満足度調査、既存顧客へのフィードバック収集、BtoB向けアンケート、セミナー参加者への事後調査など、既にメールアドレスを把握している相手に対しては特に効果的です。
SNSシェアの最大の魅力は、拡散力の高さと広範囲へのリーチです。
若年層へのアプローチに強く、カ親しみやすい印象を与えられるうえ、基本的にコストがかかりません。
ただし、ターゲット層のコントロールが難しく、不特定多数に届くため、回答自体の信頼性が課題になることもあります。
また、SNSごとのアルゴリズムに左右されるため、投稿が埋もれてしまう可能性もあります。
一般消費者向け調査やブランド認知度調査のように、多くの方から幅広い意見を集めたい場合、また、トレンドリサーチや多様な視点からのフィードバックが必要な場面でも効果を発揮します。
QRコードは、オフラインからオンラインへスムーズに誘導できる優れた手段です。
URLを入力する手間がなく、スマートフォンをかざすだけでアクセスできるため、ユーザーにとっての心理的ハードルが低くなります。
視覚的にわかりやすく、印刷物やディスプレイに設置できる柔軟性も魅力です。
一方で、印刷物やディスプレイの準備が必要となり、QR読み取りに慣れていない層には不向きです。
イベント会場、店頭アンケート、セミナー・展示会、商品パッケージへの同梱など、オフラインとオンラインを繋ぐ場面で威力を発揮します。
さらに、セミナーや展示会での即時フィードバック収集、商品パッケージへの同梱による購入後調査にも適しています。
WebサイトへのURL設置は、サイト訪問者の自然な流れで回答を促せる方法です。
訪問者の属性や行動履歴が明確なため、ターゲットを絞った調査がしやすく、常設することで継続的に回答を集められます。
ただし、訪問者数が少ないサイトでは十分な回答数を得られない可能性があり、サイト訪問者以外にはリーチできないという制約もあります。
既存サイト訪問者調査、サービス改善アンケート、購入後の満足度調査、会員向けフィードバック収集など、既にサイトとの接点がある相手からの意見収集に最適です。
【おすすめ配布方法】メール+社内チャットツール(Slack/Chatwork/Teamsなど)の併用
社内調査では確実に全員に届くことが重要です。
メールで正式な案内を送り、チャットツールでリマインドすることで、回答率を高められます。
回答期限の3日前、1日前にリマインドを送るのが効果的です。
【おすすめ配布方法】QRコード(スクリーン表示+配布資料)+当日のリマインドアナウンス
イベント終了直後が最も回答率が高いタイミングです。
スクリーンにQRコードを大きく表示し、司会者が口頭で回答を促すなどアナウンスを行なうことで、その場で多くの回答を得られます。
配布資料にもQRコードを印刷しておけば、後からの回答も期待できます。
【おすすめ配布方法】メール(購入後フォローアップ)+サンキューページへのURL設置
購入直後や商品到着後が回答意欲の高いタイミングです。
購入完了ページやサンキューメールにアンケートリンクを含めることで、顧客体験が新鮮なうちに率直な意見を集められます。
【おすすめ配布方法】SNS広告+インフルエンサー活用
幅広いターゲット層から意見を集めたい場合、SNS広告でリーチを拡大しつつ、インフルエンサーに協力してもらうことで信頼性と拡散力を高められます。
ターゲット層の属性に応じてプラットフォームを選択するのが良いでしょう。
①管理画面でフォームの新規作成を行うと、「公開URL」が自動生成されます
②質問や設定が済んだら、最後に「本番反映」ボタンをクリックすると、公開URLに内容が反映されます
③このURLをコピーして、メール本文やSNS投稿に貼り付けます
なお、Proプランでは独自ドメインをフォームURLに利用できるため、ブランドイメージの統一や信頼性の向上に繋がります。
企業の公式アンケートとして配布する場合、独自ドメインを使用することで回答率の向上も期待できます。
公開URLをQRコードに変換するには、QRコード生成サービスを利用がおすすめです。
「QRのススメ」では、無料・無制限で利用でき、以下の手順で簡単にQRコードを作成できます。
①「QRのススメ」にアクセス(https://qr.quel.jp/)
②CustomFormで作成したフォームの公開URLを入力
③QRコードが自動生成されます
④画像として保存し、印刷物やスライドに挿入します
メール、SNS、QRコードなど複数のチャネルでアンケートを配布する場合、どの配布方法が最も効果的だったかを測定することが重要です。
そこで活用したいのが、CustomFormのパラメーター連携機能です!
パラメーター連携機能を使えば、URLの末尾にパラメーターを追加することで、どのチャネルから回答があったかを確認・分析できます。
具体的には、公開URLの末尾に「?prm=◯◯」という形式でパラメーターを追加します。
例えば、同じアンケートを複数のチャネルで配布する場合、以下のように各チャネル専用のURLを作成します。
メール配信用:https://customform.jp/form/input/212168?prm=メール
QRコード用:https://customform.jp/form/input/212168?prm=QR
X(旧Twitter)用:https://customform.jp/form/input/212168?prm=X
このように配布チャネルごとに異なるパラメーターを設定することで、管理画面やCSVから「どのチャネルから回答があったか」を一目で確認できます。
パラメーター連携機能を活用する際は、パラメータ名ーを誰が見てもわかりやすい名前にすることが重要です。
「prm=1」「prm=2」のような数字だけでは、後から見返したときに何のチャネルだったか分からなくなるので、「prm=メール」「prm=QR」のように、チャネル名を直接入れるのがおすすめです。
次に、配布前に必ず全てのURLをテストしましょう。
パラメータが正しく記録されるか、アンケートが正常に表示されるかを確認してから本番配布を開始します。
そして、定期的にデータを確認し、効果の低いチャネルは早めに見直すことが大切です。
例えば、メール配信の回答率が低い場合は、件名や配信タイミングを変更するなど、改善策を講じましょう。
この機能を使えば、次回のアンケート配布時に「どのチャネルに注力すべきか」のデータに基づいた判断ができるようになります。
パラメーター連携の設定方法など、詳しくは下記リンクをご確認ください。
▶ 【初心者向け】「パラメーター連携」とは?アンケートをもっと便利にする機能をご紹介!
アンケートの配布方法は、目的とターゲットに合わせて選択することが成功の鍵です。
メール送信、SNSシェア、QRコード、WebサイトへのURL設置など、それぞれの配布方法には特徴があり、向いているシーンが異なります。
社内調査ならメール、イベントならQRコード、幅広い意見収集ならSNSというように、目的に応じて最適な方法を選択してください。
また、パラメーター連携機能を活用して、どの配布方法が最も効果的だったかを分析し、次回のアンケートに活かすことで、継続的に改善していくことができます。
データに基づいた配布戦略を立てることで、より多くの質の高い回答を集められますよ!
CustomFormが気になった方は、無料プランからお気軽に利用してみてくださいね。