
「せっかくアンケートを取ったのに、結局なにが分かったのかイマイチ…」
そんな経験はありませんか?
アンケートは数を集めるだけでは意味がありません。
本当に大事なのは、「なぜそうなのか」を明らかにし、次の行動につなげることです。
その鍵になるのが、仮説を立てる という視点です。
仮説とは、「たぶんこうじゃないかな?」という予想や見立てのことです。
たとえばこんなケースを考えてみましょう。
この「もしかして」を確かめるためにアンケートを実施します。
つまり、アンケートとは 仮説を検証するための道具なのです。
仮説があることで、質問の方向性が明確になり、結果をどう使うかが見えてきます。
逆に仮説がないと、集めたデータをどう読めばいいのか分からなくなり、「で、結局なにが言えるの?」となってしまうのです。
仮説の有無で、アンケートの深さは大きく変わります。
なんとなく質問を作るのと、「なぜ?」を確かめる意図を持つのとでは、得られる結果の意味がまったく違ってきます。
質問「イベントに参加しましたか?」
→ 回答は「はい・いいえ」で終わり。行動の理由までは分からない。
質問「平日開催についてどう感じましたか?」
→ 「曜日が理由で参加できない人が多い」と分かり、改善の方向が見える。
仮説があると、「なぜそうなのか」まで掘り下げられ、データがストーリーを持ち、次の一手が見えるようになります。
目的:業務効率を上げたい
仮説:「社内の情報共有のしやすさが、仕事の満足度に影響しているのでは?」
「必要な情報をすぐに見つけられますか?」
「チーム内での情報共有に満足していますか?」
→ 情報共有の仕組みが整えば、全体の満足度も上がると分かる。
目的:リピート率を上げたい
仮説:「初回購入時のサポート対応が印象を左右しているのでは?」
「初回利用時の説明はわかりやすかったですか?」
「今後も利用したいと思いますか?」
→ 仮説が当たっていれば、改善すべきは「商品」ではなく「サポート」だと分かる。
このように、仮説があると施策の優先順位が見えてくるのです。
アンケートは、仮説を立てるだけで見える景色が変わります。
数字の羅列だった集計が、「なぜそうなのか」を教えてくれる答え合わせに変わるのです。
目的 → 仮説 → 検証 の流れを意識すれば、アンケートは単なる調査ではなく、課題解決のための武器になります。
さらに、CustomFormなら
☆ 分岐質問で仮説ごとに聞き分けができます
☆ 回答結果のダウンロードで結果を整理・分析できます
ぜひお試しくださいね!

次のアンケートでは、ぜひ「仮説思考」を取り入れてみてください。