お知らせ

2025. 11. 13

アンケート設計は「仮説」で変わる!効果的な質問を作るコツ




「せっかくアンケートを取ったのに、結局なにが分かったのかイマイチ…」


そんな経験はありませんか?


アンケートは数を集めるだけでは意味がありません。


本当に大事なのは、「なぜそうなのか」を明らかにし、次の行動につなげることです。


その鍵になるのが、仮説を立てる という視点です。




そもそも仮説ってなに?


仮説とは、「たぶんこうじゃないかな?」という予想や見立てのことです。


たとえばこんなケースを考えてみましょう。


例)最近イベントの参加率が下がっている。

 → 「もしかして、開催日が平日だから参加しづらいのでは?」(仮説)


この「もしかして」を確かめるためにアンケートを実施します。


つまり、アンケートとは 仮説を検証するための道具なのです。


仮説があることで、質問の方向性が明確になり、結果をどう使うかが見えてきます。


逆に仮説がないと、集めたデータをどう読めばいいのか分からなくなり、「で、結局なにが言えるの?」となってしまうのです。




仮説があると、アンケートはこう変わる!


仮説の有無で、アンケートの深さは大きく変わります。


なんとなく質問を作るのと、「なぜ?」を確かめる意図を持つのとでは、得られる結果の意味がまったく違ってきます。


・仮説なしの場合

 質問「イベントに参加しましたか?」

  → 回答は「はい・いいえ」で終わり。行動の理由までは分からない。


・仮説ありの場合

 質問「平日開催についてどう感じましたか?」

  → 「曜日が理由で参加できない人が多い」と分かり、改善の方向が見える。


仮説があると、「なぜそうなのか」まで掘り下げられ、データがストーリーを持ち、次の一手が見えるようになります。




具体例で見る!仮説思考のアンケート設計


例① 社内アンケートの場合

目的:業務効率を上げたい

仮説:「社内の情報共有のしやすさが、仕事の満足度に影響しているのでは?」


質問例

「必要な情報をすぐに見つけられますか?」

「チーム内での情報共有に満足していますか?」

 → 情報共有の仕組みが整えば、全体の満足度も上がると分かる。




例② お客様アンケートの場合

目的:リピート率を上げたい

仮説:「初回購入時のサポート対応が印象を左右しているのでは?」


質問例

「初回利用時の説明はわかりやすかったですか?」

「今後も利用したいと思いますか?」

 → 仮説が当たっていれば、改善すべきは「商品」ではなく「サポート」だと分かる。




このように、仮説があると施策の優先順位が見えてくるのです。




まとめ


アンケートは、仮説を立てるだけで見える景色が変わります。


数字の羅列だった集計が、「なぜそうなのか」を教えてくれる答え合わせに変わるのです。


目的 → 仮説 → 検証 の流れを意識すれば、アンケートは単なる調査ではなく、課題解決のための武器になります。


さらに、CustomFormなら


分岐質問で仮説ごとに聞き分けができます


回答結果のダウンロードで結果を整理・分析できます


ぜひお試しくださいね!


次のアンケートでは、ぜひ「仮説思考」を取り入れてみてください。